リースバックは、自宅を売却した後も住み続けられる仕組みとして注目されていますが、『家賃が高くなる』『契約期間が短い』『買い戻しができない』といった不安や疑問も多く見られます。本記事では、リースバックの基本知識から千葉県でおすすめの会社の情報、そして千葉のリースバック会社を選ぶ際の注意点まで、わかりやすく解説します。
リースバックとは?
リースバックとは、自宅を売却したあとも賃貸として住み続けられる仕組みです。主に高齢者や資金が急に必要になった方に利用されており、住宅ローンの返済や老後資金の確保のために選ばれるケースが多くあります。
リースバックの利用目的
リースバックの利用動機国土交通省の令和2年度調査によると、リースバックの主な利用目的は、『生活資金の確保』(76.7%)と『住宅ローンやその他債務の返済』(63.3%)が上位を占めています。これらのデータからも、日常の資金ニーズや債務整理の手段として広く利用されていることがわかります。
出典:国土交通省「リースバックの現状について」(令和2年度)
リースバックの特徴
1.自宅を売却しても住み続けられる
→ 売却後も賃貸契約を結ぶことで、同じ家にそのまま住み続けることが可能です。
2. まとまった資金を早期に確保できる
→ 不動産を売却することで、住宅ローンの返済や資金ニーズに対応しやすくなります。
3.引っ越しの必要がない
→ 所有権は移転しても生活環境は変わらないため、子どもの学区や近隣関係を維持できます。
4. 売却後の買い戻しが可能な場合もある
→ 一定期間内に買い戻し権が設定されていれば、将来的に再取得も可能です。
5. 住宅ローン審査が不要
→ 売却による資金調達のため、通常の住宅ローン審査を受ける必要がありません。
・千葉県でおすすめのリースバック会社6選
千葉県でのリースバック会社でおすすめの6社の比較表とそれぞれの特徴です。
会社名 | 対象物件 | 対応エリア | 賃貸契約の種類 | 契約スピード |
---|---|---|---|---|
イエする | 戸建て・マンション・事業用OK | 全国 | 普通借家契約 | 最短5日 |
株式会社And Doホールディングス | ハウス・リースバック | 全国 | 普通借家契約 | 最短5日 |
センチュリー21 | 戸建て・マンション・事業用OK | 全国 | 定期借家契約 | 半月〜1ヶ月 |
リアルエステート | 戸建て・マンション・事業用OK | 全国 | 記載なし | 最短5日 |
ミドルホース | 戸建て・マンション・事業用OK | 全国 | 普通借家契約 | 最短4日 |
スター・マイカ株式会社 | マンション | 全国7拠点 | 普通借家契約又は定期借家契約 | 最短1週間 |
1. イエする株式会社
【本社所在地】東京都渋谷区千駄ヶ谷5-15-8 佐一代々木ビル5F
【設立年】2016年7月
【サービス種別】あんしんリースバック
【対応エリア】全国対応
【賃貸借契約の種類】普通借家契約
【ホームページ】https://iesuru.jp/chiba/
【特徴】リースバックに特化した全国対応の専門サービスで、相談体制は24時間365日。実際にリースバックを利用したことのある不動産コンサル経験者も在籍し、初めての方でも安心して相談できる環境が整っています。月々の家賃を大幅に減らす「らくらくお家賃制度」や再購入の仕組み、シニア向けの「あんしん見守りサービス」など、個々の利用者の悩みに応じた柔軟な対応が可能です。複数の買主から相見積もりを取得する方式で、他社より1,000万円以上高い売却が成立した事例も。契約を急がせず、リースバック以外の選択肢も丁寧に説明してくれる姿勢が高く評価されています。
2.株式会社And Doホールディングス
【本社所在地】東京都千代田区丸の内1丁目8番1号 丸の内トラストタワーN館17F
【設立年】2009年1月
【サービス種別】ハウス・リースバック
【対応エリア】全国対応
【賃貸借契約の種類】普通借家契約
【ホームページ】https://www.housedo.co.jp/pages/hlb/
【特徴】全国に店舗を展開する不動産サービス企業で、リースバック専用ブランド「ハウス・リースバック」を運営。普通借家契約を採用し、住み続けたい方に配慮した安心の仕組みを提供しています。最短5日で契約可能なスピード感と、リースバック以外の売却・住み替え・相続対策といった相談にも幅広く対応できる体制が魅力。住まいに関する幅広いニーズに応えられる、全国対応の頼れる不動産会社です。
3.株式会社センチュリー21・ジャパン
【本社所在地】東京都港区北青山2-12-16 北青山吉川ビル7F
【設立年】1983年10月
【サービス種別】売っても住めるんだわん
【対応エリア】全国対応
【賃貸借契約の種類】定期借家契約
【ホームページ】https://www.century21.jp/sell/leaseback
【特徴】全国に900店舗以上を展開するフランチャイズ型の大手不動産ネットワーク。リースバックは店舗ごとの対応となりますが、地域に根ざした営業体制により、地元事情に詳しいスタッフが相談に乗ってくれるのが特徴。リースバックに限らず、住み替えや売却など複数の選択肢を比較したい方にとっても相談しやすい窓口です。
4.株式会社リアルエステート
【本社所在地】大阪府大阪市中央区淡路町4丁目2番13号 アーバンネット御堂筋ビル7F
【設立年】2011年11月
【サービス種別】おうちのリースバック
【対応エリア】全国
【ホームページ】https://re-estate.co.jp/service/ouchinoleaseback/
【特徴】全国対応の「おうちのリースバック」サービスを展開し、戸建て・マンションを問わず幅広い物件に対応。自社グループによる直接買取を行うため、スピーディーな査定・契約が可能です。公式サイトにはリースバックの具体的な流れや事例も掲載されており、初めての方でも利用しやすい安心感があります。住宅ローンや他社借入がある場合でも相談可能で、個々の事情に応じた丁寧なサポートが期待できます。
5.株式会社ミドルホース
【本社所在地】東京都調布市富士見町1-5-32
【設立年】2024年7月
【サービス種別】不動産リースバック
【対応エリア】全国
【賃貸借契約の種類】普通借家契約
【ホームページ】https://middle-horse.jp/
【特徴】拠点を置く東京都調布市を中心に活動する不動産会社で、特に高齢者向けリースバックに注力しています。物件によっては一定期間の「家賃無料制度」を設定しており、費用面での負担軽減が期待できます。親身な対応と丁寧な説明にも定評があり、「相談しやすさ」「柔軟な条件提示」を重視する方に適した会社です。
6.スター・マイカ株式会社
【本社所在地】東京都港区虎ノ門四丁目3番1号城山トラストタワー28階
【設立年】2001年5月
【サービス種別】マンション専門リースバック
【対応エリア】全国主要都市
【賃貸借契約の種類】普通借家契約又は定期借家契約
【ホームページ】https://www.starmica.co.jp/sell/leaseback/
【特徴】東京証券取引所スタンダード市場に上場する、マンション特化型の不動産会社。リースバックでも豊富な実績があり、マンション売却に強みを持つ資金力と信用力が魅力です。自社買取によるスピード対応が可能で、都市部の物件や資産価値の高い住宅におけるリースバックを希望する方に向いています。
・リースバック会社選びのポイント
リースバックは長期的な契約になるため、会社選びは非常に重要です。以下のような観点でチェックすることで、トラブルを回避し、安心して契約を進めることができます。
・契約内容の説明が丁寧か(難しい用語をわかりやすく説明してくれるか)
・費用が明朗か(仲介手数料・事務手数料・違約金などの有無)
・契約後のサポート体制があるか(更新や買戻しのフォローなど)
・賃貸借契約の種類(定期借家か普通借家か)を明示しているか
・物件の査定価格が妥当か(一般的な不動産仲介市場価格の70〜80%が目安)
・家賃や買い戻し価格の条件が不利でないか
・口コミや利用者の声が確認できるか
・リースバックで後悔しないために知っておきたいこと
リースバックは、住み慣れた自宅に住み続けながら資金を得られる仕組みですが、契約内容をよく理解せずに進めると、後悔につながるリスクもあります。国土交通省の調査でも記載されている、契約にあたって消費者が理解しておくべき重要なポイントを2点お伝えします。
① 自宅の売却価格について
リースバックでは、売却後も住み続けられる安心感を得られる一方で、
自宅の売却価格は一般的な不動産売却と比べてやや低くなる傾向があります。
国土交通省の調査(※)でも、市場価格の70〜80%程度での取引が多いとされています。
これは「住み続けられる」という特殊な契約形態であることや、買主側のリスクなどが背景にあります。
そのため、納得して進めるためには複数社の見積もりを比較し、
売却金額や条件を丁寧に確認することがとても重要です。

② 定期借家契約には注意が必要
リースバックの契約では、「定期建物賃貸借契約(定期借家契約)」が多く採用されています。この契約形態では、契約期間満了時に自動更新されず、原則として退去が必要となります。
国土交通省の調査(※)によると、約80%の事業者がこの「定期借家契約」を採用しており、実際に「契約終了後に再契約できず、数年で退去を求められた」という事例も確認されています。
一方で、「普通借家契約」であれば契約更新が前提となっており、貸主側が一方的に契約を終了することはできません。
特に長期居住を希望する方にとっては、契約期間の把握と更新条件の確認が重要なポイントとなります。

・千葉のリースバックならイエするがオススメ
1.リースバック専門店のため実績多数で相談がしやすい
リースバックを成功させるうえで大切なのは、信頼して相談できる相手かどうかです。「イエする」は、リースバック専門の不動産会社として、全国対応・24時間受付の無料相談体制を整えています。 経験豊かな不動産コンサル経験者も多数在籍しており、初めての方でも安心して相談できる環境が整っています。契約を急かすような対応は一切なく、相談の段階から「寄り添ってくれる」ことがイエするの最大の特徴です。
また、リースバックは、引越し不要という大きなメリットがある一方で、通常の売却と比べて価格がやや下がることもあります。
ただし、イエするでは複数の買主から相見積もりを取得し、最も良い条件で提案する仕組みを取っています。
実際に、他社より1,000万円高く売却できた事例もあるとのことです。
2. 普通借家契約だから、長期的に安心して住める
リースバックを利用する際、「どれくらい住み続けられるのか」は大きな不安要素の一つです。
イエするでは、原則として「普通借家契約」を採用しているため、契約は自動更新が前提。
貸主側の都合で一方的に退去を求められるリスクがなく、長期的に安心して住み続けたい方にとって心強い契約内容となっています。
3.千葉県でイエするを利用した方の声
「最初は不安でしたが、担当者のおかげで安心できました。」(50代男性/千葉県)
「ネットで各社をみていましたが、目新しい会社(イエする)があったので連絡してみました。希望する金額に近くとてもよかったです。担当者がざっくばらんで、すぐに打ち解けることができ和やかで分かりやすかった。希望額に近かったので満足です。」(60代女性/千葉県)
まとめ
リースバックは、資金の確保や住まいの継続といった現実的な課題に対して、有効な選択肢となり得ます。特に高齢者世帯や住宅ローン返済中の方にとって、柔軟な条件で住み続けられる点は大きな魅力です。しかし、契約内容によっては「思ったより早く退去を迫られた」「想定より安く買い取られた」などのトラブルが発生するケースもあるため、会社選びは非常に重要です。また、今回ご紹介したように、各社にはサービスの違いや得意分野があります。自分の状況に合った会社を選ぶためにも、各社へお問い合わせすることをお勧めします。